Aldious最新情報
月別アーカイブ
2015.02.25
元AldiousのRAMI、Raglaiaを始動!!
あの歌声がまた聞けるなんて思ってもみなかった!
アルバムに期待膨らむ!
BARKSに掲載。
http://www.barks.jp/news/?id=1000113004
■Aldiousを脱退してから3年。あのRAMIがニュー・バンドRaglaiaと共に帰ってきた!!
2010年にシングル「Defended Desire」でデビューを果たしたAldious。アゲ嬢スタイルのルックスと本格的なメロディック・スピード・メタルを武器に、ガールズ・メタル・バンド・シーンの中心的存在として人気を獲得した彼女たちは、2ndアルバム『Determination』(2011年)で、その人気を不動のものにしたが、翌2012年6月、RAMIは健康上の理由でバンドを脱退してしまう。
その後、RAMIに関する情報は全く聞こえてこなかったが、2014年に本格的な復帰へと動き出した彼女はデモを制作。関係者を通じてそのデモを耳にしたK-A-Z(SADS)はその楽曲に可能性を感じ、プロジェクトバンドとしての始動を提案する。Raglaia(ラグライア)と名付けられたこのバンドは、K-A-Z自身のプロデュースの元、シーン屈指のミュージシャン達と共にレコーディングを実施。4月8日にシングル「Breaking Dawn」でデビューを果たすことになったのである。
本編にはRAMIのメッセージ動画もあります!
Raglaia…光の女神の名前であるAglaiaにRAMIのRを付けたこのバンドは、2015年2月13日、突如Web上でシングルのカップリング曲である「Outer Dark」を公開した。多弦ギタリストとしても知られるK-A-Zのアグレッシヴなギター・リフを武器にした楽曲は、バンドならではの一体感に満ちた強靭なメタル・ナンバーに仕上がっており、RAMIの復帰に相応しいインパクト溢れる楽曲を産み出すRaglaiaに対し、メタル・ファンは早くも大きな期待を寄せている。
この「Outer Dark」を収録したシングルには、他に2曲の新曲を収録しており、リードトラックの「Forlorn?」は叙情派のメロディを軸にしたアップ・テンポの曲で、もう1つのカップリング曲「Cross」はメロディック・スピード・メタル系のナンバー。いずれの曲もモダンなフィール溢れながらもヘヴィ・メタルの醍醐味を詰め込んだものとなっている。
低域から高域まで使い分けるRAMIのパワフルでかつ妖艶な歌声はさらに磨きが掛かっており、重厚なギター・サウンドと組み合わせることで、彼女の新たな魅力が引き出されたような印象を受ける。モダンで攻撃的なメタルを愛聴するリスナーにアピールするような内容になっているが、その一方で、メロディ・ラインなどで、Aldiousを思い出させる部分も多く、彼女の復帰を待ち望んでいたファンにもたまらない作品に仕上がったと言えるだろう。
このシングルを引っ提げて、6月には東名阪のワンマン・ライヴも決定しているRaglaia。Aldiousを頂点にするガールズ・メタル・シーンにおいて、Raglaiaのデビューはシーンのさらなる活性化の大きな起爆剤となることは間違いないだろう。
文・Jun Kawai
<Raglaia “Breaking Dawn Tour 2015”>
6月13日(土)@名古屋CLUB QUATTRO
6月21日(日)@梅田CLUB QUATTRO
2015.02.25
Aldious、“炎上”した歴史的一夜を伝える熱きライブ作品
BARKSにAldious DVDの記事が掲載。
写真もあります!
http://www.barks.jp/news/?id=1000113002
国内ガールズ・メタル・シーンのトップに君臨し続けるAldious。その最新作となる、去る2月11日にリリースされたライブDVD『Live Tour 2014 “Dazed and Delight” ~Live at CLUB CITTA’~』が好調なセールスとなっている。
この公演は彼女たちの歴史において、特に重要な意味を持つ記録映像となった。まず、音楽的な進化に挑んだ4枚目のアルバム『Dazed and Delight』の楽曲群をステージでどのように披露するかといった観点だが、結果的に言えば、積極的に取り込んだ新鮮な要素が、過去のマテリアルと並んで配されることで、それぞれの個性が際立って響いてくる。様々な場面描写が伝える、Aldiousというバンドの多面的な魅力。アグレッシブに畳み掛けるものから、弾き語りスタイルでじっくりと聴かせるものまで、従来以上の振り幅で奔放に表現する光景には、彼女たちのさらなるポテンシャルを感じ取れるはずだ。
それを実現させた根本的な理由は、パフォーマンスそのものにある。華やかで楽しいステージはファンにはお馴染みながら、精力的なツアーを行ってきたこれまでの足跡が、この時点での最大値として形となった。経験と鍛錬の繰り返しから生まれた自信。もちろん、ミュージシャンとしての成長を含めて、目指す完成形はまだまだ先にあるに違いないが、5人の堂々とした立ち居振る舞いには、信念を貫いて活動を続けてきた崇高な精神性まで見えてくる。
派手に立ち上る火柱を始め、この日は大掛かりな特効も話題だった。クラブチッタという会場ゆえに可能となった豪華な演出は、確実にAldiousのライブを新たな高みへと導いた。ただ、それがある種のギミックに感じられないのは、やはりバンド自身が文字通りの熱演を繰り広げているからに他ならない。すべてがそこにあるべきものとして機能している。
満ち溢れる笑顔、そして思いがけずこぼれ落ちる涙。オーディエンスと一体になって作り上げられていくライブの充実感は、自然に彼女たちを素直な表情にさせる。いわゆる“人気バンド”と目されるAldiousとはいえ、決して順風満帆だったわけではなく、むしろその歩みは逆風と対峙する連続だった。聴き手の心に訴えかける楽曲はもちろん、そのつど前進してきた逞しさ、果敢な姿もまた人を惹きつけるのである。
さて、気になる今後について、本ツアーの後に引退したAruto(Dr)の後任に関しては現時点で具体的な発表はなく、サポート・メンバーを招いて東京と大阪のイベントに出演したのは既報の通り。しかし、彼女たちは恒常的にリハーサルに入っており、活動を止める気配は一切ない。これまでも幾多の試練を乗り越えてきたAldiousだけに、不安を感じる必要もないだろう。そう遠くない時期に、吉報を届けてくれるはずである。